
第6回定期演奏会は、「あなたも知ってるあのメロディ。生で聴いてほしい、チャイコフスキーの名曲」を掲げたオール・チャイコフスキー・プログラムです。バレエ、協奏曲、交響曲という三つのジャンルから、作曲家の親しみやすい旋律と、ロシア・ロマン派の豊かなオーケストレーションを味わいます。
公演概要
- 開催日
- 2025年5月6日(火・祝)
- 時間
- 13:00開場/13:30開演
- 会場
- 正和工業にじいろホール 大ホール(春日部市民文化会館)
- 出演
- 指揮:渡邉康雄/ピアノ独奏:沼沢淑音/管弦楽:春日部フィルハーモニー管弦楽団
- 主催
- 一般社団法人 春日部フィルハーモニー管弦楽団
公演の聴きどころ
「くるみ割り人形」の華やかな舞台音楽から始まり、ピアノとオーケストラが火花を散らす協奏曲、そして一つの動機が全曲を貫く交響曲第5番へ。耳なじみのある旋律を入口にしながら、チャイコフスキーの音楽が持つ繊細さ、劇性、スケールの大きさへ段階的に踏み込むプログラムです。
ピアノ独奏には、国際コンクールで実績を重ね、マルタ・アルゲリッチからも高く評価された沼沢淑音を迎えます。
プログラムと曲目解説
バレエ組曲「くるみ割り人形」作品71aより
クリスマス・イヴの夢の世界を描くバレエから、チャイコフスキー自身が演奏会用に選んだ組曲です。小さな序曲、個性豊かな各国の踊り、金平糖の精の幻想的な音色、広がりのある「花のワルツ」など、短い曲の中でオーケストラの色彩が次々に変わります。
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 作品23
ホルンの力強い呼びかけに続き、弦楽器の大きな旋律とピアノの重厚な和音が現れる冒頭は、クラシック音楽を代表する場面の一つです。その後は、ウクライナ民謡に由来する主題、抒情的な歌、軽快な終楽章が展開。独奏者の華麗な技巧だけでなく、オーケストラとの緊密な対話が重要な作品です。
交響曲第5番 ホ短調 作品64
クラリネットが示す「運命」を思わせる動機が、姿を変えながら全4楽章を結びます。第2楽章ではホルンが息の長い旋律を歌い、第3楽章はワルツ、第4楽章は同じ動機が長調に転じて力強く回帰します。内省から高揚へ向かう大きな流れと、木管・金管・弦楽器が受け渡す豊かな旋律が聴きどころです。
出演者プロフィール
渡邉康雄(指揮)

ニューイングランド音楽院とジュリアード音楽院で学び、1972年にピアニストとしてデビュー。指揮者としても国内主要オーケストラと共演し、ピアノ協奏曲の弾き振りを含む幅広い活動を続けています。当楽団のミュージックアドバイザーとして、定期演奏会を継続して指揮しています。
沼沢淑音(ピアノ独奏)

桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを経て、ロシアン・ミュージック・フェスティバル奨学生としてモスクワ音楽院を卒業。若い音楽家のためのチャイコフスキー国際コンクール第3位、シュニトケ国際コンクール優勝、ポッツォーリ国際ピアノコンクール優勝など、国内外で実績を重ねました。別府アルゲリッチ音楽祭をはじめ各地でソロ、協奏曲、室内楽に出演し、2024年度から桐朋学園大学ピアノ科准教授を務めています。
ご来場案内
前売券は全席指定で、一般S席3,000円・Z席2,500円・A席2,000円、学生S席2,000円・Z席1,500円・A席1,000円です。小・中学生50名を無料招待する応援企画も実施します。
※料金・販売方法・会場案内は公演当時の記録です。すべての公演は終了しています。