
第3回定期演奏会は、フィギュアスケートでも親しまれてきたクラシックの名曲を集めたプログラムです。華やかなウィーンの喜歌劇、ピアノとオーケストラが大きな情感を描くラフマニノフ、アメリカで生まれたドヴォルザークの交響曲。親しみやすい旋律を入口に、作品全体の構成と響きをじっくり味わいます。
公演概要
- 開催日
- 2021年12月26日(日)
- 時間
- 13:00開場/13:30開演
- 会場
- 春日部市民文化会館 大ホール
- 出演
- 指揮:渡邉康雄/ピアノ独奏:西村翔太郎/管弦楽:春日部フィルハーモニー管弦楽団
- 主催
- 一般社団法人 春日部フィルハーモニー管弦楽団
公演の聴きどころ
2021年は、私たち春日部フィルが一般社団法人となり、渡邉康雄をミュージックアドバイザーに迎える節目の年です。会場公演に加えて有料オンライン配信も行い、感染症対策下でも音楽を届ける方法を広げます。
選曲は、いずれも強い旋律を持ちながら、背景の異なる3作品。舞台の幕開けを思わせる「こうもり」序曲、独奏ピアノの内面性と華麗さが交錯する協奏曲、故郷への思いと新天地の刺激が結びついた「新世界から」が並びます。
プログラムと曲目解説
ヨハン・シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」序曲
喜歌劇本編に登場するワルツやポルカの旋律を次々に先取りする、華やかな序曲です。軽快なリズム、優雅なワルツ、劇的な高まりが短い時間に凝縮され、ウィーンの舞踏会の空気を鮮やかに伝えます。
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 作品18
ピアノの鐘のような和音で始まり、オーケストラが大きな旋律を歌い出します。第2楽章では静かな伴奏の上にクラリネットやピアノの歌が広がり、終楽章では前楽章までの素材が高揚の中で結びつきます。創作上の危機を乗り越えて完成された作品で、深い叙情とピアニスティックな輝きが一体になっています。
ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
ニューヨーク滞在中の1893年に作曲されました。アメリカの音楽や風景から受けた刺激と、故郷ボヘミアへの思いが交差する交響曲です。第2楽章のイングリッシュホルンによる旋律は特に有名ですが、全曲を通して複数の主題が回想され、終楽章ではこれまでの音楽が大きな統一へ向かいます。
出演者プロフィール
渡邉康雄(指揮)

ピアニスト・指揮者として国内主要オーケストラと共演し、教育、審査、録音など幅広い活動を続けています。2021年9月から当楽団のミュージックアドバイザーを務め、この第3回定期演奏会から私たちとの継続的な音楽づくりを深めます。
西村翔太郎(ピアノ独奏)

埼玉県立大宮光陵高等学校を経て、東京藝術大学・同大学院を首席で卒業・修了。イタリアのイモラ国際ピアノアカデミーでも学びました。ソロ、協奏曲に加え、声楽・弦楽器・管打楽器とのアンサンブルや室内楽にも積極的に取り組み、国内外の演奏会や音楽祭に出演しています。
ご来場案内
全席自由で一般2,500円、学生1,500円です。小・中学生を無料招待する応援企画があり、オンライン配信は視聴料990円で実施します。
※料金・販売方法・会場案内は公演当時の記録です。すべての公演は終了しています。