
2019年の第2回定期演奏会では、川、悲恋、物語という三つの題材を音で描く管弦楽作品を取り上げます。スメタナの「モルダウ」、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」、リムスキー=コルサコフの「シェエラザード」。オーケストラが風景や物語をどのように立ち上げるのかを、色彩豊かな3作品で体感するプログラムです。
公演概要
- 開催日
- 2019年10月6日(日)
- 時間
- 13:00開場/13:30開演
- 会場
- 春日部市民文化会館 大ホール
- 出演
- 指揮:渡邉康雄/コンサートミストレス:田口史織/管弦楽:春日部フィルハーモニー管弦楽団
- 主催
- 春日部フィルハーモニー管弦楽団
公演の聴きどころ
私たち春日部フィルは、プロ演奏家の指導のもとでアマチュア奏者の技術向上を図り、美しい響きと完成度の高いアンサンブルを目指す「プロ・アマ混成オーケストラ」として2018年に発足しました。第2回定期演奏会では、各パートを支える奏者の顔をチラシでも紹介し、私たちの音づくりを担うメンバーを前面に打ち出します。
3曲には、繰り返し現れる主題や独奏楽器による「語り」があります。川の流れ、対立する二つの家と恋人たち、王に物語を語るシェエラザードという筋道を知ることで、管弦楽の響きがより立体的に感じられます。
プログラムと曲目解説
スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より「モルダウ(ヴルタヴァ)」
二つのフルートが川の源流を表し、やがて流れは厚みを増して有名な主題へ成長します。森の狩り、農民の婚礼、月夜の水の精、急流を経て、川はプラハへ向かいます。風景描写でありながら、チェコの歴史と文化への思いを映す音楽でもあります。
チャイコフスキー:幻想序曲「ロメオとジュリエット」
シェイクスピアの悲劇をもとに、修道士ロレンスを思わせる静かなコラール、両家の争いを示す激しい音楽、ロメオとジュリエットの愛の主題が対照的に描かれます。場面を順に追うのではなく、物語の核心を三つの性格的な主題に凝縮した作品です。
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35
『千夜一夜物語』を背景に、低い金管が示す王の主題と、独奏ヴァイオリンがしなやかに奏でるシェエラザードの主題が全4楽章を結びます。海とシンドバッドの船、王子の物語、祝祭、嵐と難破などを思わせる場面が展開し、作曲者の卓越した管弦楽法が鮮やかな色彩を生み出します。
出演者プロフィール
渡邉康雄(指揮)

ニューイングランド音楽院とジュリアード音楽院で学び、1972年にピアニストとしてデビュー。1980年代から指揮活動を本格化し、国内の主要オーケストラを指揮してきました。第2回定期演奏会では、当楽団の創設期の音楽づくりを指揮台から支えます。
田口史織(コンサートミストレス)

東京音楽大学と同大学院で学び、ヴァイオリンのコンクール、室内楽コンクールで入賞。千葉交響楽団ヴァイオリン奏者として活動し、室内楽にも継続して取り組んでいます。
主要奏者

公演チラシでは、ヴァイオリン荒川奈月、ヴィオラ成谷仁志、チェロ横山二葉、コントラバス杉本友輝、フルート高橋一泰、クラリネット川畑麻衣子、ホルン須藤彩華、ハープ信国恵子を紹介。オーケストラ、室内楽、教育、録音など各分野で活動する奏者が、私たちの音づくりを支えます。
ご来場案内
全席自由で、一般2,000円、学生1,500円です。昭和楽器と春フィル事務局でチケットを取り扱います。
※料金・販売方法・会場案内は公演当時の記録です。すべての公演は終了しています。