
私たち春日部フィルの「室内楽シリーズ」第1回は、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロによる四重奏です。古典派のために書かれたフルート四重奏曲から、オペラの名旋律を集めた技巧的作品、弦楽四重奏の名作をフルート入りの編成で聴く編曲版まで、4人の対話を間近で味わいます。
公演概要
- 開催日
- 2023年4月15日(土)
- 時間
- 13:30開場/14:00開演
- 会場
- 春日部市民文化会館 小ホール
- 出演
- フルート:高橋一泰/ヴァイオリン:田口史織/ヴィオラ:成谷仁志/チェロ:朝吹元
- 主催
- 一般社団法人 春日部フィルハーモニー管弦楽団
室内楽公演の聴きどころ
大編成のオーケストラでは、複数の奏者が一つのパートを担います。室内楽では一人ひとりの音がそのまま音楽の線となり、受け渡しや呼吸、音色の違いがより鮮明です。今回の編成は、弦楽四重奏の第1ヴァイオリンにあたる役割をフルートが担うかたち。軽やかなフルートと、厚みのある三つの弦楽器が対話します。
プログラムと曲目解説
モーツァルト:フルート四重奏曲第1番 ニ長調 K.285
1777年から1778年にかけてのマンハイム滞在期に書かれた、フルート四重奏曲を代表する作品です。明るく流れるような第1楽章、弦楽器のピッツィカートに乗ってフルートが歌う第2楽章、切れ目なく続く快活な終楽章からなります。
モーツァルト:フルート四重奏曲第3番 ハ長調 K.Anh.171(285b)
親密なアンサンブルの中で、フルートと弦楽器が対等に音楽を受け渡します。伸びやかな旋律と軽快な運動感が魅力で、第1番とは異なるハ長調の明るさを楽しめる作品です。
ボルヌ:カルメン・ファンタジー
ビゼーの歌劇「カルメン」に登場する名旋律をもとにしたフルートのための幻想曲です。「ハバネラ」など耳なじみのある旋律が姿を変え、速いパッセージ、跳躍、装飾音などフルートの華やかな技巧が次々に現れます。
ドヴォルザーク:弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調 作品96「アメリカ」―フルート四重奏版
ドヴォルザークがアメリカ滞在中に書いた弦楽四重奏曲を、フルート、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロで演奏します。素朴で親しみやすい主題、五音音階を思わせる旋律、快活なリズムが特徴です。原曲で第1ヴァイオリンが担う旋律をフルートが奏でることで、作品に新しい透明感が加わります。
出演者プロフィール
高橋一泰(フルート)

武蔵野音楽大学卒業後、ハンブルク音楽院へ留学。帰国後は各地の演奏会に出演し、2006年にアンサンブル「音と友に」を結成しました。2018年に当楽団を設立し、一般社団法人化後は代表理事・フルート奏者として活動しています。オペラや「第九」の指揮にも取り組んでいます。
田口史織(ヴァイオリン)

東京音楽大学と同大学院で学び、ヴァイオリンと室内楽のコンクールで入賞。千葉交響楽団ヴァイオリン奏者、練馬区演奏家協会会員として活動し、アンサンブル・リスコペルタでは独自編成の弦楽四重奏にも取り組んでいます。
成谷仁志(ヴィオラ)

東京藝術大学音楽学部器楽科でヴィオラを学び、国内オーケストラの客演首席、室内楽、ライブ、レコーディング、スタジオワークなど幅広い現場で活動。2019年から当楽団に参加しています。
朝吹元(チェロ)

桐朋学園高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマ・コースを修了。国内外のマスタークラスや音楽祭で研鑽を積み、東京フィルハーモニー交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、群馬交響楽団などに首席奏者として客演。横浜シンフォニエッタのメンバーとして海外公演にも参加しています。
ご来場案内
全席自由で一般2,500円、学生1,500円です。未就学児は無料です。
※料金・販売方法・会場案内は公演当時の記録です。すべての公演は終了しています。